スタッフ紹介
高い壁もあれば、想像を超える楽しさもある。
介護をするから出会える喜びを、次世代へ伝えたい。
木本 眞由美
介護老人保健施設 庵みやこじま
介護職 サブリーダー | 正職員 | 2017年入職
親戚からの紹介を受け、異業種から秋桜会へ入職。大型デイサービスへ配属後、約8ヵ月で「庵みやこじま」へ異動。現在はサブリーダーとして活躍。キャリアを重ねた今も初心を忘れず、ご利用者様一人ひとりとの丁寧な関わり合いを大切にしている。
福祉の道に進んだきっかけを教えてください。
秋桜会グループの大型デイサービスで働いていた親戚から、「ご利用者様の話相手になってほしい」と誘いを受けたことがきっかけです。元々は異業種で働いていたこともあり、最初は介護に対する不安も少なくありませんでした。ですが、身体介助が少ないのはもちろん、今後の人生において必要なスキルを身につけられると感じたことが後押しになり、思い切って転職することにしたのです。1日50名ほどのご利用者様が来所する大型デイサービスでは、お一人おひとりの顔と名前を覚えるのに苦戦を強いられたものの、ご利用者様から励ましの言葉をいただけ、ケアを提供する側の私が逆に助けられることも多かったです。入職から8ヵ月後に「庵みやこじま」へ異動しましたが、場所が変わってもご利用者様の優しさは変わりませんでした。ただ、介護度やケアの方法が異なるほか、看護師やリハビリ職員といった他職種との連携もあるので、以前に増してスキルアップを図れたように感じています。
お仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
笑顔でご利用者様と接することです。もちろん誰にでも失敗はあり、落ち込むこともあるかもしれませんが、私たちが抱く感情は相手にもすべて伝わると思いますので、できる限り物事を深く考え込み過ぎず、まずは自分が楽しむことをモットーにしています。あとは、初心を忘れず丁寧な対応をすること。緊張感を持ちつつ、一つひとつのケアを慎重に行うことは常に忘れないようにしています。
お仕事のやりがいを教えてください。
ケアの中でも、特に排せつ介助をした場合、ご利用者様から「ありがとう」や「ごめんね」といった言葉も耳にすることが多々あります。申し訳ないという気持ちが先行しているからだと思いますが、介護者である自身は、ケアを通して気持ちよく過ごしていただけること、喜びを感じてもらえることが何よりのやりがいです。加えて、ご利用者様が抱えるご不安等を職員全員で把握し、施設全体でご希望に沿えるケアが提供できるのも大きな喜びにつながっています。
大変なことはありますか?
在宅復帰を目指す施設であることから、帰宅願望の強い人も多いです。そうした方々に施設での時間をどう楽しんでいただけるかを模索するのには課題を感じています。特に、レクリエーションのご希望や趣味などを積極的に口にされない方の場合は大変かもしれません。だからこそ日常的にコミュニケーションを積み重ね、好きなことや昔の思い出話等を伺いレクリエーションにつなげるなど、少しでも施設での時間に安らぎを覚えていただけるような環境づくりを大切にしています。
これからの目標を教えてください。
介護の仕事は決して楽ではありません。ですが、やりがいや自身の成長を感じる場面に多く出会えるのも事実なので、そうした喜びや魅力を後輩へ伝えられる存在になりたいです。新人教育に携わっていますが、これからも先輩から教えていただいたことや吸収してきたことをより多くの職員へ伝え、成長を促せるようサポートをしていきたいです。そして、指導者として後輩と関わることで、私自身も一緒にステップアップしていきたいです。
メッセージ
「庵みやこじま」の職員は、周囲への気配りを大切にするのはもちろん、一つひとつの仕事に対しても真摯に向き合う人ばかりです。楽しく過ごせる仲間が多く、新人の方もすぐに馴染んでいただけると思います。それに、超高齢化社会だからこそ、介護の仕事はこれからも求められますし、ご利用者様や他職種の職員など、“人”との関わり合いも多い仕事なので、観察力や洞察力、さらには人間力も養えるはずです。本当か否か、「庵みやこじま」へ来て、ぜひ味わってみてください。
一日のスケジュール
16:00
出勤
バイタル測定値の入力やオムツの補充を行い、看護師からの申し送り事項を確認します。
18:00
夕食
ご利用者様を食堂へ誘導し、必要な方には食事介助や口腔ケアを行います。
19:00
ナイトケア
パジャマへの着替えをサポートするほか、ベッドへの移乗、排せつ介助、眠前薬の服薬介助等を行います。
21:00
消灯
消灯後はテーブルや手すりの消毒、フロアの清掃を行います。
22:00
夜間巡視
食事量や水分量の入力といった事務作業を行うほか、各部屋へ行き、ご利用者様の様子を確認しつつ、排せつ介助が必要な方のケアに入ります。
23:00
休憩(2時間)
フロアごとで順番に休憩を取ります。食事や仮眠を取りながらリフレッシュする人が多いです。
1:00
夜間巡視
フロアの見守りやベッド・車いすの位置確認、体調不良の方の状態確認、排せつ介助を行います。フロアごとに休憩を取りますので、別の階の職員が休憩に入れば、自身の担当フロアを含め、2フロアの夜間巡視・状態確認等を行います。
7:00
モーニングケア
ゴミ出しや洗濯物の確認、起床介助、口腔ケアといったモーニングケアを行い、朝食介助に入ります。
10:00
退勤